HOME >> 理念


<教育理念・目標・方針>

1. 教育理念

児童生徒の異文化間の経験と、各々の家庭で育まれてきた個性を尊重しながら、 児童生徒に必要な日本語と基礎教養を身につけさせること。

日本文化及び国際社会での日本の位置に対する深い理解ができるようにすること。

2. 学習目標

@  文部科学省指定の教科書、学習指導要領を指導計画の基本とする。
教科は国語、算数/数学、生活/社会の3科目とする。

* 小学部では、基礎(読解力・表現力・思考力)を身につける。
* 中学部では、自分の感情と思考を具体的に表現し、批判や批評などが論理的にできるよう学習を進める。

A  毎週の朝礼(中学部は、月の第1週目のみ)、ラジオ体操、歌、年間行事である運動会やお正月会などを通じて、日本の文化を体験しながら学習する。

3. 本校の実態と教育方針

本校は、ヨーロッパの主要都市であるアムステルダムに発足し、30年余りの歴史を持っている。本来の目的は、日本の教育制度外の教育機関で教育を受けている児童生徒を対象に、彼らが日本に帰国した際、日本の学校教育に円滑に適応できるよう文部科学省指定の教科書を使い、学習指導要領に基づき、週1回の授業を行うことである。

しかし、近年の日本社会ならびに国際情勢の変化に伴い、本校児童生徒およびその保護者の生活背景もますます多様化していて、本校への期待が本来の目的と必ずしも一致しないケースも出てきている。この多様化に対処するため、児童生徒及び保護者とのコミュニケーションを取りながら少人数制を実施し、児童生徒の学習力、適性、学習目的等、個々に応じた学習指導を心がけている。

週1回の授業を通じて本校の理念および学習目的を達成するために、保護者の理解と協力が必要不可欠である。特に小学部低学年においては、保護者の学習補助のみならず、集団活動で最低限必要とされる規律の理解としつけが家庭学習として求められる。